先に書いた、WindowsでWockerを使う 記事の要約版です。
Windowsで最短手順でWockerを立ち上げる方法です。
インストール
3つのソフトをインストールして下さい。全て公式にインストーラがあります。
Wockerはダウンロードして展開するだけです。
Wockerの展開フォルダはどこでも構いませんが、漢字や空白のあるフォルダ内は避けた方がよいそうです。
私はDドライブ直下の D:\wocker に入れています。
コマンドラインから仮想化環境を起動
コマンドラインからWockerを起動します、コマンドは5つほどです。
Git Bashを管理者権限で起動します。
Git Bashを「管理者として実行」していれば、公式解説の通りで問題なく起動できます。
ここからGit Bashでコマンドを入れて操作します。
初回のみ、Vagrantプラグインを入れます
$ vagrant plugin install vagrant-hostsupdater
インストール済みのプラグインの一覧の確認は次のコマンドで。
$ vagrant plugin list
次に、Wockerのフォルダへ移動。
$ cd /d/wocker
現在のフォルダが/wockerになっていればOK。(下図の黄色い文字)
続けてVagrantコマンドで仮想化環境を起動。
$ vagrant up
ずらずらっとログが出ます。
起動に成功したら、再び$マークでコマンドが入力可能になります。
Wockerコンテナの起動と停止
$ vagrant ssh
上記コマンドで仮想化環境へコマンドラインから接続します。
Wockerへコマンドを送るために、この接続操作が必要です。
接続に成功したら、$の前が wocker ~ となっているはずです。
Wockerデフォルトを起動してみます。
$ wocker start wocker
Wockerの起動に成功したらコンテナ名が表示されて、コマンド入力が可能になります。
$ wocker ps
また、上記コマンドで実行中の「コンテナ」が確認できます。
これでWordPress本体がローカルPC内で走っていますので、ブラウザで表示を確認します。
ブラウザから下記アドレスにアクセスします。
http://wocker.dev/
4.5のデフォルトテーマ TwentySixteenで”Hello Wolrd”記事が表示されます。(WordPressのバージョンは16年5月現在のWockerデフォルト)
インストールとWockerの準備が終わってGit Bashでコマンドを打ち始めて、スムーズなら20分ぐらいでここまできます。
初回起動時はVagrant・Wockerが色々とダウンロードするので時間がかかりますが、二回目からはGit Bashを開いて1分程度で起動可能です。WindowsとWockerが同じSSDドライブに入っていればもっと速いかもしれません。
最後にWockerを止めて、仮想化環境も一時停止します。
再びGit BashからWockerへ停止コマンドを送ります。
wocker ~ $ wocker stop wocker
停止したら、Wockerへの接続から抜けます。
wocker ~ $ exit
仮想化環境を止めます。
$ vagrant halt
停止しました。ブラウザから http://wocker.dev/ へアクセスしても、WordPressは表示されません。
この先は、「コンテナ」を作って個別の開発環境を用意していきます。
先に書いたこの記事が参考になればと思います。
WindowsでWockerを使う
Windowsでも快適なテーマ開発ライフを送りましょう。
それではごきげんよう。