発表
2015年、Windows10のリリースアナウンスに沸く(?)中、ひっそりと発表されていたPowerShellでのOpenSSHのサポート。そう、Windowsユーザーは長年悩まされていた。sshもできず、Diffもできないコマンドラインに。それが、遂に公式サポートなのである。
待ちに待ったときがきたのだ、再びWindows開発の理想を掲げるために、sshログインのために、CUIよ私は帰ってきた!
米Microsoftは、公式ブログのひとつである「Windows PowerShell Blog」の6月3日(現地時間)に投稿した記事において、PowerShellがSSHをサポートするとともに、PowerShell開発チームがOpenSSHコミュニティに対してサポートとコントリビューションを提供すると発表した。なお、PowerShellにおけるSSHのサポートは、まだ開発初期段階であり、具体的な実装期日は未定。
米MS、PowerShellでSSHのサポートを予定していると発表、OpenSSHコミュニティへの貢献も ―CodeZine
Windows PowerShell Blogでアナウンスがあった。
Looking Forward: Microsoft Support for Secure Shell (SSH)
A follow up question the reader might have is When and How will the SSH support be available? The team is in the early planning phase, and there’re not exact days yet.
(筆者訳:まだ確実な時期は明言できない、プロジェクトは初期段階である。)
Looking Forward: Microsoft Support for Secure Shell (SSH) -Windows PowerShell Blog
その後、とくに続報もなく1年が経過……
しかし、「PowerShellとsshクライアントと二つ使うの面倒だな」とTweetしたところ、Windows用OpenSSH公開されていたのを教えてもらう。
GitHub PowerShell/Win32-OpenSSH
なんとGitHubにあるじゃないか。
使ってみる
では、早速使ってみましょう。
自宅のCentOSにログインしてみました。たったこれだけのことです、たったこれだけのことですが、できなかったんです。
これによりWindowsでも仮想化環境へのアクセスが格段に楽になります。
はい、vagrant sshも思いのままです!
インストール方法
16年12月現在、.msiインストーラが提供されていません。
インストール手順は説明あります。GitHub Install Win32 OpenSSH (test release)
ただ、この手順の通りやっても、どうもダメでして、結局手動でPath追加やりました。
Windows10のパスへの追加は、以前のPHP7を単体でインストールするの記事からの使い回しです。
ここの一番下に、OpenSSHの展開フォルダを追加してやります。
SSHキーの生成の方が面倒かもですね。
やっと、やっとPowerShellからSSHできます。
なお、2016年12月現在、正式リリースはなっていません。