今やテレビは何かを見るときだけスイッチを入れる生活である。
土曜の午前や日曜など、別に見る気もないのにTVを付けていたが、土曜午前に掃除をするようにしたら、当然その時間は消すようになった。その後もだんだんとTVを消すようになってきた。TVが要らなくなったわけではない、それどころか「BRAVIA欲しい」などとたまに口にしている。映像処理が断然綺麗なのだ。お値段もその分高い。
テレビは見るが録画の番組や配信、ニュースを少し、気になった番組、もちろんアニメ。
ただ、アニメもあまり本数は多くなく、年間5シリーズ程度か。
一般家庭で基本的にテレビというのは付けっぱなしだ。団塊の世代の両親より、少し下ぐらいの世代から80年代の子供ぐらいまでテレビっ子のはずで、まあ朝起きたらテレビを付けるという家は多いと思う。実家も大体朝とご飯時以降はずっとテレビが付いている。最近は昼間や本当に見るものがなければ消しているみたい。
去年に10日ほど入院していた頃は、ニュース時にロビーで見ていた。ベッドに付いているのは一切使わなかった。通院透析患者とその家族むけの食堂があって、そこで食事を摂ってもよかったので最後3日ほど、食事をそこで食べることにした。そしたら食堂の人が気を利かせてテレビをつけてくれていたのだ。見ないのだが、何となく気を遣って付けたままご飯を食べた。うちはダイニングにはテレビはない。
ちょっと呆れたのが、親戚が亡くなって故人の家で納棺をした時。納棺する時間になって、葬儀社の人がきてもテレビが付けっぱなしだった。見かねて私が消した。
似たような感じで、何となくYoutubeをうろついたり、PC Watchなどのニュースサイトをうろついたりする頻度も減った。まとめサイトはもう意識的に一切アクセスしないようにした。元々こちらから見に行くことはほとんどなかったが。
新聞は取っていない。実家は取っている。今でも実家に帰って新聞があると、何となく手に取ってしまう。まあ、読むのはよほど興味が惹かれた記事だけだが、昔は何もなくとも新聞を読んでいた、高校の頃からかな。大学卒業後に実家に戻ったときも、やはり新聞があれば読んでいた。不思議なもので、なくても読みたくはならないが、あれば読んでしまう。
その代わりではないが、Twitterは見ているし連投もする。ただ、見ていない時間は全然見ないし、なんとなくでTwitterに入り浸ることは減ったと思う。Wikipediaはまあまあうろうろしている。大体、なんとなくTwitter見てるときやWikipediaをうろうろしているときは、疲れているからそれぐらいのエネルギーしか無い状態なのだ。
ところで、マスメディアの内容は3Sと言われる。Sports、Sex、Scandalだ。
テレビや新聞というジャーナリズムなるものが報じるニュースもほとんどがスキャンダルだと思う。政治や行政、司法の権力の監視、企業悪の追求、社会問題の提起なんかちっともしていない。感情に訴えかけて視聴率を稼ぐ。
まとめサイトはさらにスキャンダル特化だ。なんにでもスキャンダラスな見出しを付けてアクセスを稼ぐ。持論ではまとめサイトはマスコミである。アクセス数がどれぐらいあるのか分からないが、地方のラジオ局の聴取者より、まとめサイトの1日のPVの方が多いのではないだろうか。
ニュースはNHKの「おはよう日本」18時台のNHK県域局、「ニュース7」しか見ない。まあNHKも偏向しているところはあるが、全然ましだと思う。私はおはよう日本が好きなので朝起きたら大体、おはよう日本を流している。数年前はMBSのVOICEを見ていた。民放で唯一、まともなニュース番組ではなかろうか。地方局だけど取材力もある。1日のニュースは平日で15分、土日は5分にまで圧縮できる。手話ニュース845が15分なのだから、それぐらいでも十分に社会のことは把握できると思う。
私はマスコミは日本における最大最強の既得権益だと思っている。もはや何もしなくてもテレビ放送免許は更新され、剥奪されることもない。新聞も部数は減っているが、何となく定期購読されている。マスメディアは儲かるから営まれている事業であって、社会的使命なんてとっくの昔から担っていなかったのだろう。戦前に対外拡張を煽り、戦争を煽ったのは新聞だった。大日本帝国は滅びたが、新聞社は生き残っている。
それで第4の権力だと自らを標榜しているので、国民が革命権で以て打倒してしまっていいと思うのだが、賛同者はいっこうに現れない。